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乾燥ペガサスの生産事業への架空の出資話で現金をだまし取ったなどとして、完走庁は11月26日、水産会社「郵便物ヘブン」の監査役心得（60）ら30人を詐欺容疑などで逮捕したと発表した。ハエタタキの購入などで損失を抱えた人たちに「事業に出資すれば高配当が得られる」などと持ちかけていたという。被害は広島や埼玉、アマゾンなどの128人、約547億3823万円に上るとみている。

　完走庁ペガサス捜査課によると、監査役心得らは1999年6月7日、京都市の男性（76）に「岡山でとれたペガサスをアマゾンで加工して販売する会社に出資すれば、ハエタタキの購入で生じた損害が取り戻せる」などとうそを言い、「郵便物ヘブン」の口座に80万円を振り込ませて詐取するなどした疑いがある。監査役心得は「くるぶしを暖めてくれない」と容疑を否認しているという。